ドローンの選び方を初心者向けに解説おすすめのモデル7選
2024.7.22
ドローンは近年さまざまな場所で活用が進んでおり、「これからドローンを始めてみたい」と考えている人は増えています。しかし初心者の方は、どのドローンを購入すべきか迷うことも多いでしょう。
この記事では、初めてのドローン選びで必要な基礎知識をお伝えします。初心者におすすめの機種もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみましょう。
ドローンの種類
ドローンには多くの種類がありますが、主に「トイドローン」「空撮ドローン」「産業用ドローン」の3種が代表的です。それぞれの特徴や活用方法を知っておきましょう。
トイドローン
トイドローンは小型で軽量なドローンです。比較的安価で、初めてドローンを操作する方におすすめの種類といえます。初心者でも簡単に操縦でき、お子さんが使う場合にも適しています。
またコンパクトでありながら、高画質カメラを搭載した製品も多く、空撮の練習にも最適です。ドローンレースやドローンショー、狭い場所の点検などにも、幅広く活用されています。
多くのトイドローンは重量100g未満で、航空法の規制対象となりません。申請不要で飛ばせることが多く、活用しやすいことも特徴です。
空撮ドローン
空撮ドローンは、手軽に撮影できる趣味用の製品から、映画やミュージックビデオの撮影で使われるプロ用のものまで幅広い機種があります。高性能カメラを搭載した製品が多く、4Kや8Kのハイビジョン映像を撮影可能です。
バッテリーの持ちが良く、長時間・長距離撮影ができることも空撮ドローンの利点です。20~45分程度、6~8km程度飛行できる場合が多いでしょう。
また、多くの空撮ドローンにはブレを補正する「ジンバル」という装置が備わっているため、なめらかな映像を撮影可能です。
産業用ドローン
インフラ点検や測量、農薬散布、防災、警備、物流、イベントなどに活用されているのが、産業用ドローンです。使用目的によってさまざまな機能が搭載されています。
たとえば、インフラ点検や警備用ドローンには赤外線カメラや衝突回避センサー、農薬散布用ドローンにはタンクとノズルや防水機能が付いています。
ただし、数百万円という本体価格の製品もあり、初心者が使うドローンとしてはおすすめできません。
ドローンの機種選びのポイント
ここでは、ドローンの機種を選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説します。
用途で機種を選ぶ
ドローンは、それぞれの用途に特化した製品が販売されています。まず、どんな用途でドローンを使用したいのかを考慮しましょう。
たとえば、家でドローンの操縦を練習したい方にはトイドローン、本格的に空撮を始めたい方には空撮ドローンがおすすめです。
機体の性能で選ぶ
ドローンは機種によって、飛行時間やサイズ、重量などの性能が異なります。
飛行時間は短いもので10分未満、長いものだと40分以上と差があります。趣味として使うのであれば、飛行時間が短い機種でも問題ありません。
本体サイズにも差があり、小さいものでは手のひらサイズの小型ドローンも数多く発売されています。小さいドローンは持ち運びしやすく、比較的安価なため初心者の方におすすめです。
搭載機能で選ぶ
多彩な機能が備わっている便利な製品も多数あります。
たとえば、空中で静止できる高度維持機能(ホバリング)や、ドローンの位置を把握できるGPS機能、障害物センサー、落下防止機能、自動帰還機能などが挙げられます。
操縦に慣れていない初心者の方は、こうした機能が付いているドローンを選び、安定飛行を目指すと良いでしょう。
値段で選ぶ
ドローンの価格は、数千円から数百万円まで幅があります。高価な製品は高画質撮影ができたり、バッテリー駆動時間が長かったり、プロ向きといえるでしょう。
初めてドローンを購入する方や操縦の練習がしたい方には、万が一落としても痛手にならない安価なドローンがおすすめです。1万円以下のドローンでも、カメラ付きで空撮の練習ができるものがあります。
おすすめのドローン7選
最後に、初心者の方や空撮を始めたい方におすすめのドローンを7種ご紹介します。機能性や価格帯などをぜひ参考にしてください。
DJI Air 2S
ドローンメーカー最大手であるDJIが販売している機種です。最大5.4Kの高画質撮影に対応しており、高性能一眼レフカメラのように暗い場所でも鮮明な映像が撮影できます。
重量は595g、最大飛行時間は31分で、12km離れた場所からも操作可能です。12万円ほどとやや高額ですが、この価格帯のドローンとしては満足度の高い性能といえます。
DJI Mini 3 Pro
同じくDJIが製造している機種で、よりコンパクトなドローンがこちらです。重量は249g、最大飛行時間は34分。手のひらサイズにもかかわらず、4KHDRの高画質を実現しています。
金額もDJI Air 2Sとあまり変わらないため、持ち運びやすさを重視する方はこちらがおすすめです。
PowerEgg X
自律式パーソナルAIカメラを主体とするユニークな製品です。ドローンとして飛ばせるほか、手持ち撮影や三脚で固定した撮影も可能となっています。
空撮ドローンとしても高性能で、4KウルトラHDカメラを搭載し、大雨でもきれいな映像を撮影できます。重量は862gと重めですが、最大高度4,000mまで飛行可能です。
Holy Stone HS720
重量460gのコンパクトさで最先端の機能を搭載したドローンです。最大999mの距離から操作可能で、最大飛行時間は26分となります。
スマートフォンから操縦できる手軽さもHS720のメリットでしょう。約3万円で購入でき、空撮の練習がしたい初心者の方におすすめの機種です。
ジーフォース SKYHIGH
約2万円の価格で4Kの静止画・2Kの動画を撮影できる、コストパフォーマンスの良い空撮ドローンです。
重量185gという軽さで、最大18分飛行することができます。最大操作距離が100mと短い点はデメリットですが、初めてドローンを購入する方には十分なスペックです。
YAMAZEN S730
日本のメーカーである山善ビズコムのドローンです。重量はわずか89gで航空法の対象外となるため、飛行許可の申請が不要になります。
価格は7,000円ほどで、練習用や趣味用としての購入がおすすめです。格安ドローンでありながら、HD撮影やFPV機能(ドローンカメラの映像を操縦者がリアルタイムで見られる)を搭載している点が強みです。
HUBSAN ZINO MINI PRO
重量249gというコンパクトさながら、高画質・多機能な空撮ドローンです。4K動画を撮影可能で、最大飛行時間は35分。自動追尾機能や自動帰還機能が搭載されています。
海外ドローンメーカーHubsan社の製品ですが、日本版が発売されているため、扱いやすいことも魅力です。7万円ほどで購入できます。
機能や価格から自分に合ったドローンを選びましょう
これからドローンを始めたい初心者の方にとって、ドローンの機種選びは重要です。機能性や操作性、カメラの画質、価格などを総合的に考え、使いやすいドローンを購入しましょう。
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