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ドローン測量に必要な資格を紹介！おすすめのスキルや習得までの期間
2024.5.6
測量では通常、現地に出向いて専門の機器を使い、工事に必要な基準点を正確に設定しますが、ドローンを活用する事例も増えています。
建築現場や不動産に関わる人のなかには、近年注目されているドローン測量士という職種を聞くことも多いのではないでしょうか。
今回はドローン測量の仕事やドローン測量士になるために必要な資格についてご紹介します。
ドローン測量士はどのような仕事？注目される理由
ドローンは遠隔操作で自律して飛行する無人航空機ですが、その活用領域は建設や農業、災害対応など、年々広がっています。
そのなかで測量に特化してドローンを扱える人材は「ドローン測量士」と呼ばれ、年々ニーズも高まっている注目の職種です。
ドローン測量士の仕事内容
ドローン測量士は、ドローンを活用して土地や建物の測量を行います。
土木・建築工事にあたって、測量で土地の位置・形状を正確に把握することは必須業務です。工事が本格化すると、構造物の細部測量も行います。
これらの測量データ（3次元点群データ）から図面や3Dモデルを作成することもドローン測量士の仕事です。
人力で行うには時間がかかるだけでなく、測量ミスや計算ミスは許されないため何度もチェックを行うコストも発生します。
ドローン測量を活用することで、土地や建物の形状を素早く正確に計測することができ、コスト削減にもつながることから今後も安定して需要が見込まれるでしょう。
ドローン測量をするために必要な資格
実は、ドローン測量士になるために厳密に定められた資格はなく、誰でもドローン測量士になることが可能です。
一方で資格がないとドローンの飛行許可申請が複雑になるなど、業務上の障害も増えるため、ドローン測量士を目指す方は関連資格の取得をおすすめします。
以下でおすすめの資格をご紹介いたします。
測量士・測量士補
土地の測量にかかわる国家資格です。測量士は、測量の事前準備から実行まですべての責任を担います。一方、測量士補は測量士の立てた計画に基づき、実際に土地の測量を行います。
測量士補は対応できる業務が限定されてしまうため、将来的に幅広く業務を担当したいのであれば測量士の資格取得を目指しましょう。
DSERO認定資格（管理士）
DSEROが認定する民間資格の「管理士」もドローン測量に役立ちます。管理士はUAV測量による3次元点群データ作成の際に、計画策定や検証ができる能力を認定しています。
管理士の資格を取るためには、DSEROの認定校、またはDPCA、JUIDAなどの操縦技能・安全運航の受講が必要です。
DSERO認定資格（技能士）
DSEROが認定する民間資格の「技能士」は、ドローン測量士の3次元点群データの作成能力を測る資格です。
こちらを取得するためには、UAVを用いた業務経歴が1年以上必要です。
出典：一般社団法人ドローン測量教育研究機構出典：一般社団法人ドローン測量教育研究機構「認定資格試験のご案内」
取得しておくと役立つ資格
ドローン測量以外の資格で業務に活かせる資格として「第3級陸上特殊無線技士」や「運転免許」が挙げられます。
第3級陸上特殊無線技士は、総務省が定める無線従事者の国家資格です。広範囲の測量現場では無線を使用することも多いため、取得しておく必要があります。
また、2016年8月に電波法が改正されて、ドローンによる5.7GHz帯の使用が許可されました。そのため5.7GHz帯でドローンを飛行させる場合には取得が必須となります。
山間部で測量の仕事が見込まれる場合は自動車での移動がメインになるため、運転免許を持っておくと良いでしょう。
資格以外にもある。ドローン測量に必要な知識
ドローン測量士になるためには特別な資格は不要ですが、必要に応じて資格や最低限必要な知識を勉強する必要があります。
次に、資格以外に最低限備えておくべき知識を2つご紹介します。
土木や建築、測量の知識とノウハウ
ドローン測量士は、ドローンの操作技術以前に測量の知識を多く求められる職種です。そのため、土木や建築、測量などの基本的知識は身につけておくべきでしょう。
また、現場での測量を経験して得られるノウハウもあるため、実戦経験を積みながら技術を蓄積するのがおすすめです。
支援ソフトの操作方法
ドローン測量で得られた点群データなどは、専門の支援ソフトを使って図面に落とし込みます。そのため、測量に関わる専門ソフトの知識も身につけておくと対応できる業務の幅が広がります。
一方で最新の情報が出回っていない場合もあるので、実際に業務でソフトを使用していくなかで操作方法を覚えることが多い領域でもあります。
ドローン測量に必要な資格はドローンスクールで取得
ドローン測量には操縦以外にも幅広い範囲で資格やスキルが必要です。これらについて、「独学でどう資格の勉強をしたらいいかわからない」「最新のスキルを取得したい」「資格試験を受けるために実務経験を積みたい」という方は、ドローンスクールの受講を検討してはいかがでしょうか。
ドローンスクールは、ドローンについての知識や操縦方法を学べる場所です。
基本的な知識を体系的に網羅できるだけでなく、ドローン操縦のプロから、業界の最新情報や実際の操縦の仕方を間近で学べる点が強みです。
講座によっては民間資格を取得できる場合もあり、効率よくドローンに関するスキルを得ながらドローン測量士を目指すことができます。
ドローン測量には幅広い資格・知識が必要
ドローン測量に必要な資格を中心に紹介しました。測量の仕事である以上、国家資格の測量士や民間資格はある程度必要になります。そのほか、無線資格や支援ソフトの使い方など、実際の現場で必要になる資格も多く、網羅的に学習する必要があります。
特に、一般社団法人ドローン測量教育研究機構（DESRO）の民間資格である「ドローン測量管理士」は、国土交通省登録資格となっており、公共工事での活用が見込まれます。公共工事に関わる事業者や将来的に関わりたい測量士の方におすすめの資格といえるでしょう。
サイニチドローンスクールでは、空撮や映像編集に活かせるスキルや、測量・点検に活かせるスキルなど幅広いコースを用意しています。「測量基本技術コース」を受講することで、今回紹介したDSERO認定資格「ドローン測量管理士」をはじめ、ドローン測量に必要な資格やスキルも取得可能です。
当スクールの卒業生には、受講後は不動産や建築業界などで活躍する方もいます。空中写真測量のプロフェッショナルを目指す方や、ドローン測量士として仕事に活かせる技術を学びたい方は、ぜひ当スクールの受講をご検討ください。
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