ドローンの仕事に将来性はある?操縦免許や仕事内容について解説
2024.3.1
ドローンといえば空撮のイメージですが、測量や運送などさまざまな分野で活用され始めています。「ドローンが宅配便を運んでくれる」といった光景も、もうすぐ一般的になるかもしれません。
しかし実際のところ、ドローンの仕事はどの程度あるのでしょうか。この記事では、ドローンの将来性や必要な資格もあわせて解説しています。ドローンの仕事をしたい方はぜひ参考にしましょう。
ドローンの仕事は将来性があるといえる理由
結論からいえば、ドローン業界は将来性があるといえます。その根拠を見ていきましょう。
ドローン市場は急拡⼤中
ドローン市場は現在、急成長しています。大きなきっかけは2022年12月の航空法改正で、これにより有人地帯での補助者なし・目視外飛行が可能になりました。今後は物流や農業、テレビ中継などでドローンがますます活躍するでしょう。
ある調査によると、日本のドローンビジネス市場規模は2028年度に、9,000億円にも達すると予測されています。
国もドローン活用を後押し
ドローン市場の成長を見据え、国もドローンの活用を推進しています。首相官邸は「空の産業革命に向けたロードマップ2022」を発表しました。
経済産業省もドローン関連予算を増やしており、特に以下のような補助金に力を入れています。
- ものづくり・商業・サービス補助⾦
- 成⻑型中⼩企業等研究開発⽀援事業(Go-Tech事業)
- 中⼩企業等事業再構築促進事業
補助金のように国の後押しもあり、ドローンの仕事はますます増えていくと考えられます。
出典:国土交通省 「無人航空機レベル4飛行ポータルサイト」出典:首相官邸 「空の産業革命に向けたロードマップ2022」
ドローンの主な仕事とは?
次にドローンを活用した仕事にはどのような種類があるのか、具体的に見ていきましょう。
ドローンパイロット
ドローンパイロットは、ドローンを遠隔操縦して、写真・動画の空撮、農薬散布、測量、点検、監視などを行う仕事です。使用するドローンのメンテナンスなどもドローンパイロットの業務範囲です。
ドローンを飛ばすときは、ルールや法律を順守する必要があります。ドローンを正確に操縦する技術はもちろん、ドローンに関するさまざまな知識が必要な仕事です。
ドローンエンジニア
ドローンエンジニアは、ドローンの機体やソフトウェア・アプリケーションの企画・開発、検証、メンテナンスなどを行います。
ハードウェア開発の場合は、航空工学や電子工学などの専門知識が求められます。ソフトウェア開発では、C言語やC++、Pythonなどのプログラミング言語スキルが必須です。
ドローン講師
ドローン講師は、ドローンの操縦方法や必要知識を教える仕事です。内容は、ドローンの操縦方法や扱い方を教える「実技」と、ドローンの仕組みや法律、手続きなどを教える「座学」に大きく分けられます。
ドローンスクールに就職する方法が一般的ですが、個人でセミナーを開催したり、YouTubeやブログで知識を発信したりする方法もあります。
ドローンの仕事に就くためにすべきこと
ドローンを仕事にしたいのであれば、事前に練習や勉強しておくことがおすすめです。ドローンスクールに通うなどして、操縦技術を身につけたり、資格を取ったりしておきましょう。
ドローンの操縦技術を磨く
まず、ドローンを安全に操縦できる技術は不可欠です。仕事となれば、クライアントの依頼に合わせてさまざまな状況でドローンを扱うでしょう。技術が十分でない場合、事故やトラブルにつながるかもしれません。
サイニチドローンスクールは、ドローンのビジネスニーズに強いスクールです。フライトの基本技術から、空撮や測量、非破壊検査のやり方まで身につけることができ、未経験でもドローンビジネスを目指せます。
実際に多くのビジネスパーソンがサイニチドローンスクールを卒業後、業務にドローンを有効活用しています。
資格を取得する
ドローンの資格を持っていると、仕事上多くのメリットがあります。資格によってドローンのスキルや知識が身についている証明ができ、仕事の受注につながりやすくなります。
ドローンの資格には国家資格と民間資格がありますが、目指すなら国家資格がおすすめです。
ドローンを仕事にするなら資格取得を目指そう
ここでは、ドローンの代表的な資格を2つご紹介します。
【国家資格】無人航空機操縦士(無人航空機操縦者技能証明等)
2022年12月に開始された、国土交通省によるドローンの国家資格です。この資格を持っていると、ドローン飛行の手続きを一部簡略化できます。面倒な手続きが少なくなるので、仕事でドローンを使いやすくなるでしょう。
階級は「一等無人航空機操縦士」と「二等無人航空機操縦士」に分かれています。一等無人航空機操縦士になると、目視外かつ補助者なしで、第三者の上空(カテゴリーⅢ)でのドローン飛行が可能です。例えば、空撮や施設の警備などで、人の上にドローンを飛ばせるようになります。
試験はドローンを操縦する「実地試験」と筆記の「学科試験」の2つがあります。どちらも合格すると資格を取得できます。
【民間資格】JUAVAC認定UAVフライト技術証明書
一般社団法人日本UAV利用促進協議会(JUAVAC)が発行している、国土交通省認定の証書です。この資格を持っているとドローン技術の証明になり、一部の申請手続きを簡略化できます。
JUAVACが主催するスクールにおいて、所定のコースを修了すると取得できます。有効期限はなく、更新料も発生しません(2024年2月現在)。
出典:国土交通省 「無人航空機操縦者技能証明等」
技術と知識を磨いてドローンを仕事にしよう
さまざまな領域で今後ますます活躍が期待されるドローンについてご紹介しました。ドローンの仕事も増えていくと予想され、将来性は大きいです。
サイニチドローンスクールは関東最大規模の屋内・屋外フィールドを持ち、しっかりドローン技術を磨くことができます。国家資格の二等無人航空操縦士を目指せるコースも開講されました。技術・知識ともに高めることができ、初心者にも経験者にもおすすめのスクールです。
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