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ドローン免許に必要な視力とは?
国家資格試験で行われる身体検査の流れ

視力検査イメージ

ドローンの国家資格である「無人航空機操縦者技能証明」を取得するためには身体検査を受ける必要があり、その中には視力検査が含まれます。この基準をクリアしなければ、ドローンの免許を取得できません。
この記事では、ドローン国家資格の取得を目指す人に向けて、身体検査における視力検査の概要や、視力が重要となる理由を解説します。

ドローン国家資格の取得に必要な視力

無人航空機操縦者技能証明の試験では、学科試験と実地試験に加え、身体検査が実施されます。学科試験と実地試験に合格しても、身体検査をクリアできなければ免許を取得できないため、重要な項目です。

ドローン国家資格の試験では身体検査が必要

身体検査では、視力や色覚、聴力をメインに、一定の身体基準を満たしているか確認されます。検査では眼鏡やコンタクトレンズ、補聴器などの矯正器具を使用することが可能です。ただし、通常の用途ではない望遠鏡式などの眼鏡は使用できません。

身体検査の結果の有効期間は、合格の正式な通知日(身体検査合格証明番号の発行日)から起算して1年です。

出典:無人航空機操縦士試験「身体検査」

視力の測定方法

視力検査では基本的に「万国式試視力表」を用いますが、これ以外の視力表を用いることもあります。測定する際は視力表から5メートル離れ、右眼・左眼・両眼と検査されます。視力表に描かれたランドルト環の切れ目の方向を、指で指すか口頭で答える方法で検査します。
視力検査の結果、片眼の視力が0.3に満たない場合、あるいは片眼が見えない場合は、続けて視野検査を受けなければなりません。視野検査は「手動式視野計」などを用いて行います。


色覚検査では、JIS規格に準拠した赤色・青色・黄色の三原色を使用したカード(色覚検査表)を用います。この3色を2色ずつ組み合わせた6種類のカードで1セットです。色覚検査表の1セットが計3回提示され、受検者は3秒以内に回答しなければなりません。

出典:無人航空機操縦者技能証明における身体検査実施要領p.6~7

視力の身体検査基準

視力検査の合格基準は、「両眼で0.7以上、かつ片眼がそれぞれ0.3以上であること」です。ただし、片眼の視力が0.3に満たない場合、もしくは片眼が見えない場合、もう片方の眼の視力が0.7以上で、視野が左右150度以上であればクリアできます。


色覚検査の合格基準は「赤色、青色、黄色の識別ができること」です。1セット目あるいは2セット目ですべて正解できた場合は「正常」と診断されます。2セットとも誤回答があった場合は、その旨を記載しなければなりません。
ちなみに、聴力検査については「後方2メートルの距離から発せられた通常の強さの会話の音声が正しく聞き取れること」という基準をクリアする必要があります。

ドローン操縦に視力が必要な理由

ドローンをモニターや双眼鏡で確認しながら飛ばしたりすること(目視外飛行)もできますが、基本的には肉眼で確認しながら、目視内で操縦することになります。そのため、飛行中の機体を確認できる視力が必要なのです。

視力が良ければ、その分遠くまで肉眼でドローンを飛ばすことができ、広いエリアを操縦できます。飛行エリアが広がることで、より自由に空撮できるなどのメリットがあります。


また、ドローンと操縦者の位置関係や、ドローンと他の物体との距離感を把握するためには「空間認識能力」が必要です。視力は、この空間認識能力にも関係してきます。

空間認識能力が欠如していると、例えばドローンと障害物が予想外に近づいてしまい、事故につながりかねません。特に市街地で飛行させる場合、周囲に人がいたり電柱や家屋があったりする可能性が高く、空間認識能力を必要とします。

ドローン免許における身体検査の準備と流れ

ここでは、無人航空機操縦士試験における身体検査について、事前準備と検査の流れをご紹介します。
身体検査の受検方法は、「自分で医療機関を受診して診断書を提出する方法」または「指定試験機関で身体検査を受検する方法」の2つです。

事前準備

身体検査を受検するためには、事前に国土交通省が運営する「ドローン情報基盤システム(DIPS2.0)」と、指定試験機関が運営する「試験申込システム」のアカウントをそれぞれ作成する必要があります。

また、以下の公的証明書を持っている場合、医療機関を受診して診断書を提出する必要はありません。

  • 自動車運転免許証(自動二輪免許、小型特殊免許及び原付免許を除く)
  • 航空身体検査証明書
  • 無人航空機操縦者技能証明書
  • 航空機操縦練習許可書

これらの証明書を持っていない場合は、医療機関や指定の機関で検査を受ける必要があります。

身体検査の流れ

診断書を提出して受検する場合は、自分で医療機関を受診し、医師の診断書を提出します。しかし、航空医学に関する知識を必要とするため、すべての医師や医療機関で対応してくれるとは限りません。航空法第31条で規定されている「指定航空身体検査医」であれば対応可能な場合があります。指定航空身体検査医の一覧は、国土交通省航空局のホームページで確認が可能です。


提出する検査結果は、申請前6か月以内に受けたものでなければなりません。また、国土交通省が指定する様式(無人航空機操縦者身体検査証明書)を用いて医師に記載してもらいましょう。
一等資格の25㎏未満限定または二等資格を受験する方は、無人航空機操縦者身体検査証明書のみを提出します。一等資格の25kg以上を受験する方は、無人航空機操縦者身体検査証明書と別紙をあわせて提出しましょう。


指定試験期間が用意した会場で、身体検査を直接受検することもできます。検査当日は本人確認書類を必ず持参してください。本人確認書類として認められるのは、運転免許証、パスポート、運転経歴証明書、在留カードまたは特別永住者証明書、住民基本台帳カード、個人番号カード(マイナンバーカード)などです。

出典:無人航空機操縦士試験「身体検査」
出典:無人航空機操縦士試験「よくあるご質問」

身体検査をクリアしてドローンの国家資格を取ろう

ドローンを安全に飛ばすためには、一定基準を満たす視力が必要です。そのため、ドローンの国家資格「無人航空機操縦者技能証明」の試験では、視力検査が必須とされています。両眼で0.7以上、かつ片眼がそれぞれ0.3以上であれば、検査をクリアすることができます。

この試験では身体検査のほか、学科試験と実地試験が課されます。サイニチドローンスクールでは、ドローンの国家資格に対応したコースを用意しており、学科試験と実地試験の対策が可能です。国家資格取得に向け、学科試験・実地試験・身体検査のすべてをクリアしましょう。

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