ドローンを使った副業は可能?必要なことや仕事の探し方、注意点も解説
2024.12.30
近年、さまざまな分野でドローンが活用されており、ドローンの仕事も増えています。そこで、「ドローンを使って副業をしたい」と考えている方も多いでしょう。
この記事では、ドローンを使った副業の現状や仕事の探し方、知っておきたい注意点を解説します。
ドローンパイロットの副業は可能?
現在、ドローンを使った仕事の需要が増えています。インプレス総合研究所の調査によると、国内のドローンビジネス市場は急速に拡大しており、2022年度は3,086億円規模に達しました。2028年度には9,340億円規模にまで成長すると予測されています。ドローンビジネス市場の拡大に伴い、ドローンパイロットの求人も増えているのです。
ドローンを使った副業として、需要が高いものは以下のとおりです。
- 空撮(写真撮影・映像撮影)
- 農薬散布
- 点検・測量
- ドローンインストラクター
しかし、ドローンを扱える人材はまだまだ少なく、需要と比べてドローンパイロットの人材が不足している状況です。ビジネスでドローンを使うとなると、専門知識やスキルも必要となります。こうした背景から、ドローンパイロットは副業の中でも報酬が高い傾向にあります。
出典:インプレス総合研究所「ドローンビジネス調査報告書2023」
ドローン撮影の副業に必要なこと
ドローンの副業の中でも特に人気なのが「空撮」です。ここでは、ドローン撮影の副業を始めるために準備すべきことを解説します。
ドローンの機体・撮影機材
ドローンの空撮を始める際は、以下のような機材やソフトが必要となります。
- ドローンの機体
- 予備バッテリー
- 写真・映像編集ソフト
- パソコン
ビジネス利用となると、ある程度高性能な機材を用意しなければなりません。ドローン本体だけでも10万円以上、初期費用を合計すると25万~30万円程度はかかるでしょう。
資格・免許
ドローンを飛ばすために必要な資格・免許はありませんが、無資格だと飛行方法や飛行空域が大きく制限されてしまいます。ドローンの副業をするのであれば、資格は実質的に必須といえるでしょう。
ドローンの資格で最もおすすめなのは、国家資格の「無人航空機操縦士」です。この資格には一等資格と二等資格が存在します。二等資格でも十分にメリットがあり、例えば目視外での飛行や夜間飛行など特定の条件下で飛行させたい場合、無資格の人は事前申請・承認が必要です。しかし無人航空機操縦士を保有していれば、この手続きは不要となります。
無人航空機操縦士を取得するためには、ドローンスクールで学ぶのが近道です。サイニチドローンスクールの「二等無人航空機操縦士」コースは未経験から国家資格を目指すことができ、ドローンの副業をしたい方には特におすすめです。
ドローン副業案件の探し方
ドローンの仕事を探す方法は、大きく分けて4種類あります。それぞれメリット・デメリットがありますので、自分に合う方法で進めましょう。
ドローンスクールで案件紹介してもらう
ドローンスクールではドローンの知識やスキルを身につけ、資格の取得を目指すことができます。また、卒業後にドローンの仕事を紹介してくれるスクールもあります。
ドローンスクールは豊富な経験と人脈を生かし、生徒それぞれの希望やスキルに合った求人を紹介してくれます。自力で仕事を探す場合と比べてミスマッチも少なく、安心して副業を始められるでしょう。
求人サイトで探す
一般的な求人サイトで「ドローン」「ドローン 副業」などと検索すると、ドローン関連の仕事を探すことができます。
小規模な求人サイトの場合ドローンの仕事はまだ少ない傾向にあるため、大手求人サイトで探すと良いでしょう。
クラウドソーシングサービスを活用する
クラウドソーシングサービスとは、仕事を依頼したい企業や個人と、仕事を受託したい人を仲介するWebサービスです。
受託側はフリーランスや副業目的で利用している人が多く、ドローンの案件も増えています。最近では「楽天ドローンゲートウェイ」のように、ドローン案件専門のサービスも登場しています。
クラウドソーシングサービスには豊富な案件が掲載されていますが、中には極端に報酬が安いなど信頼性に欠ける案件もあるため、注意が必要です。
ストックフォトサービスで販売する
ストックフォトサービスとは、写真や動画を販売できるプラットフォームです。ストックフォトサービスでは、ドローンで空撮した写真や動画も販売することができます。
ストックフォトサービスのメリットは、クライアントからの依頼を待たず、隙間時間を活用して作品を販売できることです。コツコツと作品をアップロードすれば、定期的に収入を得ることができます。
副業でドローン撮影を行う際の注意点
ドローンを使って副業をする際は、以下の注意点を押さえておきましょう。
法律やルールを遵守する
ドローンを飛行させる際は、航空法をはじめとするさまざまな法律や条例、ルールを遵守する必要があります。
基本的な決まりの一つとして「機体登録」が挙げられます。これは、重量100g以上のドローンについて、国土交通省への登録を義務付けるものです。ビジネスで使用するドローンは100gを超えると考えられるので、機体登録は必須となります。
また国土交通省は、ドローンを飛ばしてはいけない「飛行禁止空域」を定めています。飛行禁止空域にあたる空港等の周辺や緊急用務空域、150m以上の上空、人口集中地区などでドローンを飛ばしたい場合は、国土交通大臣の許可を受ける必要があります。
ドローンを飛行させる際のルールに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連ページ】
ドローン撮影には許可が必要!申請から承認までの全ステップを解説
出典:国土交通省「無人航空機の飛行禁止空域と飛行の方法」
安全管理をしっかり行う
ドローンは墜落や衝突のリスクがあり、常に安全に注意しなければなりません。事故を防ぐためにドローンの操縦技術を磨き、機体の点検も毎回しっかり行いましょう。
万が一のケースに備え、賠償責任保険やドローンの機体保険に加入しておくことをおすすめします。
常に最新情報を確認する
ドローン技術は日々進歩しており、情報もアップデートされています。それに伴い、法律や各種ルールも今後、改正を繰り返していくと考えられます。
ドローンパイロットとして仕事を受注するためには、常に最新情報を知り、変化に対応する必要があるでしょう。ドローンに関する最新知識が豊富であれば、クライアントからの信頼度も高まります。
ドローンパイロットは需要が増えているおすすめの副業
ドローンはさまざまな場面で活用が進んでいる一方、人材が不足していることから、活躍しやすいおすすめの仕事です。ドローンの副業を始めるためには機材などを準備するほか、国家資格である「無人航空機操縦士」の取得がおすすめです。
サイニチドローンスクールでは、二等無人航空機操縦士の専用コースをご用意しています。さらに、卒業後も無料練習会や特別価格での機体購入、保険など、副業に役立つさまざまなサポートを受けられます。
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