ドローン会社を紹介!空撮用と測量用のおすすめメーカー8社
2025.3.10

近年は国を挙げてドローンの活用が推進されていることもあり、年々拡大し続けるドローン市場。国内外問わずドローンを取り扱うメーカーも増えています。これらのドローンメーカー各社にはそれぞれ強みや特徴があり、ユーザーはさまざまな用途に合わせてドローンを選ぶことができます。
この記事では、ドローンを購入したい方に向け、おすすめのドローンメーカーを空撮用・測量用に分けてご紹介します。どのメーカーのドローンを買うべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
ドローンメーカーごとに得意分野がある
現在、ドローンはさまざまな分野で活用されています。代表的な分野は空撮・測量・農業・物流・点検・整備などです。これらの使用目的によって、ドローンに求められる性能は異なります。
そしてドローンメーカー各社には、それぞれ得意とする分野があります。ドローンを選ぶために、まずはそれぞれの分野について知っておきましょう。
空撮用ドローン
空撮用ドローンとは、主に映像撮影のために使用されるドローンのことです。プロ向けから趣味用まで、幅広い機種が発売されています。
映画やテレビ番組、ミュージックビデオの撮影を行うプロの場合は、4K撮影ができる製品や、フレームレート(fps)の数値が高いものなど、高性能な機種を選びましょう。
企業の広告や収益化を狙うYouTubeなどの商用として利用する場合は、自動追尾機能や自動旋回機能があり、飛行時間の長い機種がおすすめです。
空撮用ドローンの価格は、5万円程度~30万円以上の機種までさまざまです。趣味として利用する場合は、リーズナブルな機種でも十分楽しめるでしょう。
測量用ドローン
測量用ドローンは、地形や空間のデータを取るために活用される産業用ドローンです。測量用ドローンを使用することで、人間が高所や危険な場所に直接行かなくても安全に測量ができます。建設現場や災害現場のほか、鉱床の探査、森林のモニタリングといった現場で活躍しています。
測量用ドローンは、大きく分けて写真測量ドローンとレーザー測量ドローンの2種類です。
写真測量ドローンは、ドローンに搭載されたカメラで上空から地表を撮影し、地理情報データを取得します。レーザー測量ドローンは、レーザー発振機から発したレーザー光線を使用し、地表との距離を測るものです。
カメラやレーザーで取得した地理情報データは、専用のソフトウェアを用いて解析します。
空撮・測量用以外の産業用ドローン
空撮や測量用以外の産業用ドローンには、農業や物流、建物の点検用ドローンなどがあります。これらのドローンも使用目的によってそれぞれ独自の機能を備えており、種類も非常に多いです。
例えば農業用ドローンは、農薬散布のためのタンクやノズルを搭載しています。建物の点検用ドローンには赤外線センサーを搭載している機種もあります。
こうした産業用ドローンは性能によって価格に差があり、十数万円で購入できる製品から数百万円のものまでさまざまです。
トイドローン
トイドローンとは、機体とバッテリーの重量の合計が100g未満のドローンを指します。重量100g以上のドローンは航空法によって規制や手続きがある一方、トイドローンはこの規制を受けないことが魅力です。
トイドローンは主に趣味の空撮で利用されています。商業用ドローンと比べて画質や飛行距離は劣りますが、数千円~数万円で手軽に購入することができます。初めてドローンを購入する方にもトイドローンはおすすめです。
空撮用ドローン会社のおすすめ4選
ここでは、空撮用ドローンのおすすめメーカーを4社ご紹介します。
DJI
DJIは世界のドローンシェア1位を誇る中国のドローンメーカーです。Drone Industry Insightsのデータによると、2018年1月から2020年7月までに同データベースに登録されたドローンの機種のうち、76%をDJIが占めています。
出典:Drone Industry Insights「Drone Market Shares in the USA After China-US Disputes」
DJIのドローンは操作しやすい小型でありながら、高性能なカメラを搭載している機種が多いです。趣味で空撮をしたい人からプロまで、目的に合ったドローンを選ぶことができます。
Parrot
Parrotはフランスの企業でヨーロッパ最大手のドローンメーカーです。元は軍事用ドローンを開発していましたが、現在は産業用ドローンに絞っており、日本でも代理店を通じて購入することができます。
特に、コンパクトかつ高性能なドローン「ANAFI」シリーズをメインに展開しています。
SONY
音楽プレーヤーやパソコンが人気の日本メーカーであるSONYは、同社が培ってきたノウハウを活かし、2021年にドローン領域に進出しています。
SONYのドローンには、高性能なカメラやモーター、制御システムなどが搭載されており、数多くの映像制作クリエイターを支援しています。
ACSL
ACSLは2018年にドローン専門企業として初めて東証マザーズに上場を果たした、日本の実力派メーカーです。
産業用ドローンに特化しており、空撮用ドローンとして「SOTEN(蒼天)」を発売しています。SOTENは小型でありながら、風に強く防塵・防水性も高いため、特に屋外の現場で活躍しています。
測量用ドローン会社のおすすめ4選
ここでは、測量用ドローンのおすすめメーカーを4社ご紹介します。
PRODRONE
日本のメーカーPRODRONEは産業用ドローンに特化しており、国内トップレベルの高性能な機種を開発・販売しています。
特に、災害現場など過酷な環境での使用を想定しており、安全性と耐久性に優れたドローンを多く展開しています。
双葉電子工業
双葉電子工業はドローンのほか、産業用・趣味用ラジコンや産業用サーボ、有機ELディスプレイなどを幅広く手掛けるメーカーです。
同社のドローンは光学カメラや赤外線カメラ、ズームカメラなどを搭載しており、目的に合わせて使用できます。中型ドローンの「FMC-02」シリーズは、測量のほか、点検や物流などさまざまな用途で利用可能です。
エアロセンス
エアロセンスは、写真測量ドローン「エアロボ」シリーズなどを開発している日本のメーカーです。
ドローンの機体の開発に加え、対空標識や解析サービスも展開しており、ワンストップの測量ソリューションを提供しています。
ROBOZ
ROBOZはドローンスクールやドローンショー、ドローンによる点検業務など、ドローンに関わる業務を幅広く請け負っている企業です。
同社はこれらのノウハウを活かし、クライアントのニーズに合ったドローンの開発も行っています。測量用ドローンでは、高精度な測定ができ、自動飛行ルート設定機能などを備えたドローンを開発可能です。
用途や予算に合ったドローンを選ぼう
ドローンメーカーは国内外に数多く存在しており、その数は増え続けています。ドローン市場は、ドローン専門メーカーのみならず、大手電子機器メーカーの参入も続いている状況です。
各メーカーは独自の強みを活かしたドローンを開発しています。メーカーごとの特徴を知り、その中から使用用途や予算に合ったドローンを選びましょう。
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