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ドローンは建設でどう活用される?
工事現場での事例を紹介

ドローン 建設

建設業や工事現場はドローンの活用が進んでいる分野の1つです。国土交通省がi-Construction(ICTを活用したICT土木)を推進していることもあり、今後も導入が進むことが予想されます。
建設に関わる企業ではドローン操縦士や測量士など、ドローン人材の育成が重視されるでしょう。
今回は工事現場でのドローン活用事例やドローン活用のメリットを紹介します。

建設業でのドローン活用事例

工事現場においてドローンは、主に出来形管理や巡視、写真撮影、起工測量、施工計画に活用されています。

1.出来形管理

出来形とは、施工された構造物のできあがった部分、工事施工が完了した部分のことです。

出来形管理とは、施工された構造物が契約条件や発注者の意図に対してどのように施工されたかを調べ、条件に合っていない場合は、原因を追究し改善を図ることです。
ドローンの写真測量などで得られる3次元点群データから面的な竣工形状を作成し、それを評価するといった活用方法が挙げられます。

出典:国土交通省「ICTの全面的な活用」p.15

2.巡視

巡視とは、作業間の調整が適切に実施されているか、作業場所における機械、設備などが安全に保たれているかを調べることです。危険な状況があれば必要な措置を取らなければなりません。
例えば、清水建設は、ELIOS 3というドローンを使い、地下ピット内作業を効率化し安全性を向上させました。これにより、作業員が地下に立ち入らずに短時間で点検が可能となり、従来の換気作業を不要にすることができました。

出典:清水建設「清水建設、屋内点検用球体ドローン「ELIOS 3」を導入」

3.写真撮影

写真撮影とは工事経過の記録、使用材料や品質管理の確認、維持保全や問題解決の資料として記録されるものです。ドローンの活用によって、建設現場上空からの撮影が可能となりました。地上の形状を測定する際は、数十分のドローン飛行で完了することから、従来の人力での測量に比べて作業時間が短縮できます。

4.起工測量

起工測量は、工事着手前に現況地形を把握するために行う工程です。ドローンを活用した3次元測量(空中写真測量)では、従来では1週間ほどかかっていた測量を1日ほどで完了できるようになります。
またドローンを活用することにより、一度の撮影で広範囲のデータを取得できることから、地形をより早く確実に把握することも可能です。

5.施工計画

施工計画は、図面・仕様書などに定められた構造物を完成させるために必要な手順や工法、施行中の管理方法などを定めたものです。
ドローンを活用することで打ち合わせの場面では、現場のリアルタイムな進捗具合が理解できるため、現場担当者への指示を円滑に行うことが可能です。

また、施工中に設計変更があった場合でも、変更箇所を写真で確認することができるようになります。

建設業でのドローン活用メリット

建設業において、ドローンを活用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。以下では、建設業におけるドローン活用のメリットについて解説します。

安全性の向上

ドローンでの巡視を行うことにより、作業間の調整が適切に実施されているか、作業場所における機械、設備などが安全に保たれているか、また危険な状況があれば必要な措置をとることができます。

効率の向上

ドローンの活用により、広範囲の測量を短時間で行うことができ、工事現場の作業効率を大幅に向上できます。また、進捗状況を空撮で管理できることや、高所などの危険な場所の点検を安全に行うことが可能です。

人手不足の解消

ドローンを使った測量では、上空から撮影するため、建設現場を歩き回る必要はありません。また、災害現場や危険区域、高所やへき地など、人が容易に立ち入れない場所の測量にもドローンを活用することで、人手不足の解消につながります。

工事現場でドローンを活用する際の注意点

ドローンを活用するメリットがある反面、どのような注意点があるのでしょうか。ここでは、ドローンを活用する注意点について紹介します。

操縦者の熟練度

ドローンを活用するにあたって、必要な免許や資格などはありませんが、ドローンの操縦者には技術や経験の豊富さである熟練度が求められます。
そのため、建設業でドローンを活用する際は、操縦者の育成など人材育成の取り組みが必要です。

天候による制限

天候によっては、ドローンを活用できないケースもあります。ドローンは強風や雨の影響を受けやすく、強風ではコントロールが難しくなり、墜落の危険もあるでしょう。
国土交通省のマニュアルでも、風速5m/s以上の突風発生時には、即時飛行を中止するよう記載があります。天候の変化に備え、特に山間部などの天候が変わりやすい場所では細心の注意を払いましょう。
また、雨でセンサーやカメラが故障する可能性があるため、防水タイプを選ぶことが重要です。

出典:国土交通省「無人航空機 飛行マニュアル 」

騒音・落下対策

ドローンは機種によって飛行音が大きく、騒音が問題になることがあります。夜間は特に音が響きやすいため注意が必要です。騒音トラブルを避けるため、飛行場所と時間に配慮しましょう。
また、墜落すると建物や人に被害を与える恐れがあるため、墜落防止対策も重要です。実際に、ドローン墜落では負傷や死亡の事故が報告されています。飛行前には整備と点検を徹底し、飛行ルートを確認することが必要です。

工事現場で活躍するドローン操縦士を育成

ドローンを工事現場で活用する際には、ドローン操縦や測量方法を熟知した人材が必要です。ドローンパイロットに必要な資格や技術は、ドローンスクールで身に付けることもできます。

建設業の企業でICT活用を積極的に進めたい場合、ドローンスクールを効果的に活用し、社内でドローンパイロットを育成するのがおすすめです。
サイニチドローンスクールでは、空撮や測量、非破壊検査に特化したコースをご用意しているため、携わりたい分野を選んで専門的なスキルを磨くことができます。
興味のある企業様はぜひ以下よりお問い合わせください。

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