ドローンでどんな動画が撮影できる?機体の選び方や空撮時のポイントを解説
2024.12.20
現在さまざまな場面で活用が進むドローンですが、中でも活躍している分野の一つが「空撮」です。カメラ付きドローンを使用することで、迫力ある映像を撮影できます。
この記事ではドローンで動画を撮影したい方に向け、ドローンで撮影できる動画の種類や、動画撮影用ドローンの選び方、空撮する時のポイントを解説します。
ドローンでどのような映像が撮れるのか?
まずは、ドローンでどんな映像を撮影できるのか見ていきましょう。
風景映像
ドローン撮影で特に人気なのは風景の撮影です。森林や河川といった自然風景のほか、市街地や建物をドローンで撮影するケースが増えています。
ドローンを使用すると風景を上から俯瞰視点で撮ったり、広い範囲をパノラマ撮影したりすることが可能です。カメラを上下左右に動かすことでダイナミックな映像に仕上がります。
追尾映像
ドローンは人や車など動く物体を追尾しながら撮影でき、迫力のある映像を楽しめます。後ろからだけでなく、上から、横からなど、追尾しながらさまざまな角度で撮影が可能です。
一人称視点映像
一人称視点(FPV)映像とは、ドローン視点の映像をゴーグルやスマートフォンで確認しながら撮影したものです。まるでドローンに乗っているかのような、臨場感あふれる映像を撮ることができます。
動画撮影ドローンの選び方
現在では多くのカメラ付きドローンが発売されていますが、どれを選べばよいか迷っている方も多いです。ドローン撮影を始めたい方は、以下のポイントを押さえて機種を選ぶとよいでしょう。
カメラ画質
現在発売されているカメラ付きドローンの多くは、HD・フルHD・4Kのいずれかの画質に対応しています。動画撮影を目的に購入するのであれば、フルHD以上の画質を選びましょう。
さらに高画質な動画を撮りたい方や、動画の商業利用をしたい方には4Kカメラ搭載のドローンがおすすめです。
ただし、一般的にカメラ画質が良い機種ほど値段が高くなります。また、保存に必要なデータ容量も大きくなるため、大容量のmicoSDカードを用意しておくとよいでしょう。
飛行可能時間
ドローンの飛行時間はバッテリーの性能によって決まり、短いもので10分程度、長いもので40分程度です。飛行時間は長い方がこだわって撮影でき、編集の際に表現の幅も広げやすいでしょう。
機体重量
屋外でドローンを飛ばす場合、重量に注意が必要です。機体とバッテリーの重量を合わせて100g以上のドローンは、航空法によって「機体登録」が義務づけられるなど、さまざまな制限を受けます。
反対に100g未満のトイドローンであれば、比較的自由に飛ばすことができます。趣味で動画撮影をする場合は、カメラ付きトイドローンでも良いでしょう。
機能
ドローンは機種によってさまざまな機能が搭載されています。クオリティーの高い映像を撮影したい場合、「自動追尾機能」と「FPV機能」があるかどうかチェックしましょう。
自動追尾機能は動く対象物と適度な距離を取りながら、自動で追尾してくれる機能です。手動で追尾する場合と比べて簡単に追尾映像を撮ることができます。また、一人称視点映像を撮りたいならFPV機能は必須です。
ドローンで動画撮影する際のポイント
ドローンで動画を撮影する際は、以下のようなポイントを押さえる必要があります。
ドローンパイロットに必要なスキルを身につける
安定した映像を撮るためには、ドローンの動きや速さを一定に保つことが必要です。また、空中で機体を停止させる「ホバリング」の技術があると撮影で役立ちます。
これらの操縦スキルを身につけるためには、ドローンの練習を積まなければなりません。
ドローンの資格を取得する
ドローンを飛行させる際、特定の空域や飛行方法は航空法によって制限されています。例えば以下の空域や飛行法でドローンを飛ばしたい場合、承認手続きが必要です。
【空域】
- 空港等の周辺
- 人口集中地区の上空
- 150m以上の上空
- 緊急用務空域
【飛行方法】
- 夜間の飛行
- 目視外での飛行
- 人や物件との間に30m以上の距離を確保できない飛行
- イベント会場上空での飛行
- 危険物の輸送
- 物件の投下
しかし、国家資格である「無人航空機操縦士」を取得していると、これらの条件下でも承認手続きを省略できることがあります。
特にビジネスなどで頻繁に空撮をする場合、手続きの手間を大幅に削減できますので、国家資格の取得をおすすめします。
美しい映像を撮るためにドローンの練習を積もう
ドローンを使って撮影すると、臨場感あるダイナミックな映像を撮影できます。練習を積めば初心者でも撮影できますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
サイニチドローンスクールでは、ドローン撮影初心者向けに「空撮基本コース」をご用意しています。空撮に必要な知識やスキルをマスターできるコースです。
そのほか、プロによるドローン撮影サービスも提供しており、企画から撮影、編集までワンストップで対応します。ホームページやSNSなどビジネスで空撮映像を使用したい方はぜひご相談ください。
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